滑川温泉


◆1999年7月に書いたメモ(野原森夫)

 昨日(5日)夜、NHK総合テレビが、吾妻連峰の滑川(なめかわ)温 泉を15分ほど紹介していました。
 私の故郷の温泉の一つなので、懐かしく見ました。

 冒頭は、奥羽本線・峠駅から4キロの道のりを滑川温泉へと向かうマイク ロ・バスからの展望。烏帽子山、ニセ烏帽子、兵子、家形山とつづく県境尾 根が夏の緑色に染まって映し出されていました。撮影地点は、途中で稜線を 乗っ越す萱峠あたりでようか。以前(70年代)は、この区間には、山形交 通の赤い小さなマイクロ・バスが走っていましたが、今は温泉の送迎バスに 変わった様子でした。峠駅で名物の力餅を売っていたお店は、今も健在なの でしょうか。

 滑川温泉の建て物は、本体は昔のままで、斜面に立てた太く古い土台の柱 は時代を感じさせました。お風呂は3つあり、40度の温泉と53度だかの 温泉をブレンドして43度の適温にしているとかで、これは初めて聞きまし た。お風呂は、明るい窓のある内風呂と、新しい露天風呂を映し出していま した。以前、家形山からのツアー・スキーの帰りに、客が誰もいない滑川温 泉のお風呂に入れていただいたのですが、そのときの、天井の湯気抜きか ら粉雪が吹きこんできた窓のない暗い浴室は、今は改装されたのか、画面 には現れませんでした。雪が吹きこむだけでなく、湯はとてもぬるかった ことを思いだして、53度っていつからの話だろうと思いました。

 湯治客が、まな板できざんでいたミズ(山菜)の茎が、あんまり太いので びっくりしました。今も周囲は、まるで変わっていないのですね。
 ビール会社を退職して、滑川温泉に住みこみで働きながら、周囲を歩いて写 真を撮っている幸せそうな男性が出てきて、うろこ雲の空を美しい写真を示し ていました。
 この空の色は、以前、滑川鉱山跡で幕営したときに見た朝焼けの空と、同 じでした。
 またお湯につかりに行きたい、滑川の湯でした。

◆現況
 

 滑川温泉福島屋のHP
 http://www.ta-su.co.jp/namekawa/
 大滝を正面から眺められるつり橋が、架けられたようです。

◆滑川温泉にかかわる山の文庫

 峠駅:大正8年、板倉勝宣 「山と雪の日記」の中で"さらば谷よ 我が愛 する峠駅よ"とよまれてます。(滑川温泉HPから)

◆滑川温泉にかかわる山行記録
 吾妻山・霧ノ平(1971年7月)
 春の滑川・姥湯道(1972年3月)
 父と山へ(1972年8月)
 家形山から滑川へスキー(1979年1月)

 


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東京都あきる野市  野原森夫



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