一切経山にスキーで登る

               1980年4月7日   単独



一切経山(これは11月下旬の初冬)




ルート図(山ノートから)


 札幌での学生生活を終えて、就職のために上京する日を目前にしての、吾妻山登山。 郷里の福島市の高湯温泉から、一切経山(1949メートル)にスキーで登った。
 積雪は、水呑み場(1200メートル)で1 50センチ、五色沼下の大根森の登りでは200センチと、例年より多め。曇り空 の天気で、風がかなり強かったが、大根森の急登にさしかかったあたりか ら雲が割れ、晴れ間がひろがった。

 登りつめて見下ろす五色沼は、一面の氷。御神渡りの跡(沼を横断する 氷の割れ目)らしいものが、大根森から前大巓の方向に走っていた。強風 で雪が飛ばされていて、ここでスキーを外し、デポする。霜柱の道を一切 経山の登りにかかると、中腹の雪田にカモシカらしい足跡がついていた。

 山頂はすごい風だった。残雪に輝く西吾妻の山並みのはるか遠くに、真 っ白な飯豊連峰が浮かんでいた。 五色沼をぐるりとまわってデポ地にも どり、スキーを付けて、高湯まで標高差1200メートル、7キロほどの滑降を楽 しんだ。





山の便り、大地の恵み (野原森夫)
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