キクイモ
1999・9

 夏も終わり、通常勤務の日々が再開して、通勤電車の窓から眺める草花が、 自然とふれあう大事な機会になってきました。

 8月末に八ヶ岳・麦草峠にでかけたときに(自然の広場に報告)、大門街道 や奥蓼科の道々で、黄色い花があちこちに群生しているのに目を奪われまし た。花は直径6センチほどで、背丈は1,5〜2メートルほどあり、鮮やかな 黄色の花がたくさんつくので、かなり目立ちます。  でも、奥蓼科からの登りになっても、ずいぶんと群生が目立つので、「もし かしたら帰化植物では」と気になり始めました。何度か同じ時期に走ったルー トなのに、「いままで、こんなにあっただろうか」とも感じました。

 帰ってからゆっくり図鑑をひろげたら、やはり帰化植物で、北米原産の「キ クイモ」のようです。根に食用にできる芋ができるとのこと。

 昨日、五日市線、青梅線、立川からは中央線と乗り継ぐ(たいていは拝島か ら東京直通の特別快速に乗ります)通勤電車で、窓の外を眺めていたら、ある ある。キクイモが線路端のあちこちに見つかりました。

 春も、秋も、通勤電車から眺める自然の世界には、帰化植物がどんどん進出 している様子です。

 ほっとしたのは、拝島を出てすぐの「第一コゴミ・ポイント」で、草刈りに 総なめにされて元の場所はコゴミが全滅してしまったのに、新しい場所にコゴ ミの群生が見つかったこと。青梅線が八高線と立体交差するそばの、八高線の 東側の土手斜面に、新しくコゴミの群生が見つかりました。どうも、草刈りの 「エンジン刈払い機」の方が、コゴミを避けて、草刈りの作業をしてくださっ た様子です。ほんの瞬間にしか見えないポイントです。

 このあいだ、新宿南口の紀伊国屋へ出かけたら、ここの植え込みのコゴミは とても元気に葉を茂らせていました。

      1999・9・7   野原森夫






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野原 森夫
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