お役だち タラの芽の旬(摘みごろ)の予測法

2004・4・17




道志山塊にて収穫。2004年4月15日
写真中央に3つの大きめのタラの芽が並んでいますが、
これらは「伸び率70〜80パーセント」程度です。


 タラの芽は、その一帯の桜が満開になった時点で、摘みごろを迎えます。
 私は、これを、「桜満開とタラの芽の摘みごろの経験則」と呼んでいます。
 また、関東南部の場合、平地の桜が満開になって、およそ10日後に、ほぼ同じ緯度の標高600メートル 付近の山地で、タラの芽が旬を迎えます。
 つまり、これは標高があがることによる、タラの芽の摘みごろの遅れの、経験則 です。だいたい、標高40〜60メートルを、「タラの芽前線」は一日ごとに上昇していきます。
 以下の表は、その経験則を、年別の推移で示したものです。

 表では、芽の伸び具合をパーセントで表しています。開く前の芽(つぼみ)の長さ を0パーセントの伸びとし、その芽(つぼみ)の長さの分だけ、芽が生長した時点を100 パーセントの伸びとして、表示しています。
 食べごろは、80〜150パーセントくらいでしょうか。

 この摘みごろの経験則は、使い始めると、意外に応用範囲が広いです。
 なぜかというと、桜の開花予測は、毎春、くわしい月日が発表されるからです。
 さらに満開や見ごろも、テレビや行楽情報でくわしく伝えられます
。  住んでいるところや、目指すフィールドの地域の、開花の目安、満開の月日を つかみ、その一帯でのタラの芽の旬の見極めができます。
 私は、テレビで桜が満開の様子が映し出されると、「おっ、このあたりの裏山でも、 タラの芽がほころびだすな」などと、想像しちゃいます。
 桜はソメイヨシノが基準ですが、一般的に山桜でも、まずまず時期はあいます。

 以上、くわしいフィールド体験記などは、山菜のページのIndex から、 関連ページをごらんください。

年  桜の開花日(東京) 国立駅満開日  川苔山のタラ 道志(丹沢)のタラ 関東南部の天候、気温
標高600m 標高400m   標高800m 標高1200m
1984 4月11日 4/25 200% 3月4回降雪
1985 4月3日 4/24 250%
1986 4月3日 4/20 110% 3月下旬に雪
1987 3月23日 4/19 80%
1988 4月3日 4月9日 4/21 130% 4月下旬高尾山雪
1989 3月20日 4月1日 4/12 100%
1990 3月20日 3月25日 4/06 70%
1991 3月30日 4月6日 4/12 70%
1992 3月24日 3月31日 4/12 70% 4月低温
1993 3月24日 4月2日 4/19 100% 4/23 100% 4月やや低温
1994 3月31日 4月6日 4/5 70% 4/24 90% 3月低く4/3降雪
1995 3月31日 4月9日 4/15 100% 4/25 130%
1996 3月31日 4月9日 4/19 80% 4/29 120% 4月12年ぶり低温
1997 3月21日 4月1日 4/19 130% 3月記録的高温
1998 3月27日 4月2日 4/24 110% 3月〜史上最高温
1999 3月24日 4月2日 4/21 90%
2000 3月30日 4月7日 4/20 60% 4/25 120%
2001 3月23日 3月31日 4/27 120%
2002 3月16日 3月25日 3/27 90% 4/13 110%
2003 3月27日 4月3日 4/11 80% 4月上旬800mまで雪
2004 3月16日 3月27日 4/01 70% 4/15 70% 4/15 0% 3、4月北丹沢降雪









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野原 森夫
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