奥利根、コシアブラなど山菜探索とキャンプ

2009年4月末、5月初旬




 4家族11人(+飛び入り1家族3人)で、GWの奥利根で山菜を楽しむキャンプをすることに なりました。
 このところ残雪の量は、年によって大きく変わり、春まだ早いこの地域の山菜エリアは かなり変動します。4月末に、下見の探索をおこない、5月初旬の本番のキャンプにそなえる ことにしました。
 写真を中心に、レポートします。



キャンプ5日前の現地探索。やぶこぎを終えて、林道に降り立つと、ここも 残雪が消え始めたばかり。この先、下降では、林道の日陰は雪に覆われていました。 





山道の取りつきでは、キクザキイチゲが見ごろでした(4月末)。アヅマイチゲも咲き始めで、 これら早春の花が咲いている時期は、一帯は山菜の芽吹きはまだ一部が始りだしたころです。 





沢筋を登り出すと、柔らかい地面に直径18センチほどの丸みのある 足跡。周囲から2センチほど落ち込んでいます。クマも冬眠から目覚めたのでしょうか。1週間後に入山した知り合いは、付近で小熊に出会いました。 



元は登山道だった沢沿いの山道は、すっかり藪に覆われ、難儀しました。 2時間登って、ようやく目的地の小さな湿地に着きました。ここは、残雪が消えると、コゴミ、ウド、ウバユリなどが 生い茂る場所です。ここまで登ってきたのは18年ぶり。 



その湿地の一角で、雪に覆われた地面から立ち上がったコシアブラの枝先に まだ固い芽がついていました。 ここから枝沢を伝って、林道へ下降しました。





ホオ(朴)の若木の冬芽。冬の被いがとれて、柔らかな芽が姿を現しました。 



ホオの芽。もう少しで芽吹きます。残雪が残る道では、フキノトウがまだ固い蕾でした。キャンプの食材に 30個ほど、芽吹き間もないフキノトウを採集しました。 





こちらは、トチ(栃)の若木の芽吹きです。冬は粘り気のある被膜に覆われて、乾燥や 低温から身を守っています。 





林道は雪道が続きました。下って下って、もう少しで麓というところで、 芽をいっぱいつけたハリギリがありました。 



探索・偵察から5日後に再訪したら、ごらんの通り。 ずいぶん大きな芽に成長していました。 





麓から、さらに標高が低い地域に下って、今度は残雪が消えた別の沢に 探索に入りました。ワサビが流れの中の岩の上で育っていました。(岩の右寄りの株) 



コゴミも、早いものは出始めでした。 



コゴミにそっくりですが、生え方が異なり、葉茎に角がない。
コゴミと同様に食べられる通称「青コゴミ」?かな。 




標高が低い場所では、山菜の種類も増えます。ミヤマイラクサ(アイコ)。 



 5日後、いよいよキャンプ本番です。
 午前9時に現地へ到着したため、先に今夜の食材の収穫です。
 麓の森や、利根川本流の周辺で、90分間の探索をしました。



芽がやや伸びすぎの、ハリギリ 



コシアブラ 



コシアブラ。この森では、タラの芽や、ミツバアケビの芽、 タカノツメ(ウコギ科)、リョウブ、カンゾウなどを採集しました。 





ニワトコ。まれにお腹をこわす例が出ているため、敬遠しました。 





山のアスパラガス、シオデ(タチシオデ)も何本か見つかりました。 



ウドも崖の中段に大きな株が見つかりました。キャンプのメンバーが集合してから、 芽を採集。12本ほどが、ここだけで採れました。 



キャンプでは、次の山菜メニューをみんなで作りました。
 天ぷら――フキノトウ、コシアブラ、ハリギリ、ウド、タラの芽、ミョウガタケ。
 ミツバアケビの芽と、シオデの黄身酢和え
 カンゾウの若芽の酢味噌和え
 豆腐にサンショウの芽の甘味噌のせ
 蕗味噌、同納豆
 フキノトウ入り鶏つくね汁
 蕗味噌入りお雑煮

 山菜以外のメニュー
 ほうとう(カボチャ、大根、まいたけ、鶏肉)
 豚しゃぶしゃぶ
 目玉焼き、骨付きハム焼き
 飯盒飯




 





 



 



翌朝は、ハイキング。爽やかな風に揺れるハウチワカエデの花 



イタヤカエデの花。木も大きく、開花の時期はにぎやかです。 



同 



オオヤマザクラ。色が濃く、ヤマザクラより大型の花です。 




 


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     山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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