レンゲ草(れんげ草)を食べる

2002・4


 いつも、自宅から八王子インターへ出る抜け道に、多摩川の河川敷の 道があります。途中までは、この道は農業専用の「農道」で、畑や水田が両脇に 広がり、4月はレンゲの花で埋まります。



 このレンゲの花畑は、1960年代あたりは、私の出身地の東北地方でも 、普段に見ることができました。花が咲いたら、土といっしょにすきこみ、肥し にしてしまいます。豆科のレンゲ草(れんげ草)ですから、窒素分をとりこんで、 いい肥しになるのでした。

 ところが、それがめっきり減ってしまった。
 理由は、レンゲ草が、生で土にすきこまれてから、腐敗・熟成して肥しになるまでに、 数週間かかることです。それでも、田植えが遅かった昔は、十分な時間をおく ことができました。
 ところが、今は、早い植え付けが普通ですから、すきこんで肥しになるまで、待っている よりも、早く肥しを補った方がいいことになります。

 コメの品種や地域によっても違うのでしょうが、こういう理由から、れんげ草は次第に、 姿を消すことになったのだそうです。

 豆科の野草には、ナンテンハギなど代表的なうまい野草があります。
 レンゲははたして、どうでしょう。食べてみることにしました。



レンゲとミツバのごまだれかけ。
お皿の中央と右上がレンゲです

 作ったのは2種。
 ごま和えと、サラダです。サラダの方は、ウド、コゴミ、ミツバなどと混ぜました。レンゲの花の 色を楽しもうとしたのですが、酢を入れた湯でゆがいたら、赤い花が青紫に変じて、 見た目でレンゲとわかる人はいませんでした。



レンゲの花の色も生かそうとした、山菜サラダ





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野原 森夫