カンゾウの花とつぼみを食べる

2000年7月25日

 カンゾウの花の季節も、もう終盤。7月25日、三杯酢をつくってみました。



 メニューはつぎの通り。
1) カンゾウの花とつぼみの三杯酢。
2) ミズと鯛のたたき。
3) 天ぷら――桑の葉、柿の葉、タラの若葉・芽先、ウドの若葉・芽 先、ユキノシタ、ウコギ、ヨモギの若葉。

 このうち、カンゾウは、いつものフィールドのダム沿いの斜 面で、花とつぼみを摘みました。ニリンソウ、カンゾウ、ウドなどが 群生する斜面は、この時期になるとクズのツルと葉におおわれ、背 丈のある雑草も密生して、立ち入るのに勇気がいるような状態でし た。おまけにときおり、雨が強く降ります。斜面の下部にあるカンゾ ウの群生地にまではとてもヤブコギして近寄ることができません。そ れでも、道路に近い場所をトラバースして、みんなで少しずつ味わう ほどの量を得ることができました。
 いつも、春の若芽摘みにばかり通っていたので、ここの群生地の カンゾウが、ノカンゾウなのか、ヤブカンゾウなのか、わからないで きました。今度、立ち入ってみて、どちらの種類もあることがわかり ました。
 つぼみにはアブラムシの仲間がびっしり付いているものもあって、 指でそぎおとして袋にいれるのに、雨の中で手間がかかりました。半 面、これほどアブラムシが付いているというのは、やはりよほどうま いからなんだろう、と解釈してみました。

 ツボミは塩をつまんで入れた湯で、60秒ほどゆでました。お湯に 入れると、つぼみのさや(花びらになる部分)が緑色に鮮やかに染 まります。そして、湯から出して冷水に入れると、つぼみのいろは 元の橙色がかった薄緑色にもどりました。
 花は、ハサミでおしべをのぞいて、湯に入れました。こちらは、橙 色の花びらが黄緑がかったいろに染まり、冷水にもどすとまた鮮や かな橙色にもどりました。ゆでるときの、この色の変化が、けっこう 楽しめました。

 彩りのいいのに感心しながら、皿に並べ、三杯酢をかけてできあ がり。
 「うーん、三杯酢がよくあうね」
 「舌触りがさわやかで、甘味とぬめりがある。春の新芽の味わい が、つぼみにも残っているね」
 なかなか好評でした。





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野原 森夫
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