フキノトウの甘煮、早春の香り

2006年5月





今年の奥利根は5月を迎えても、残雪たっぷりでした

 残雪の奥利根に探索に出かけてきました。
 雪が融けた際から、やわらかい色合いのフキノトウが生え出していました。
 ちぎったら、すばらしい香りです。
 宿で出たフキノトウの甘煮が、香りがよく、いくつも食べることができる味付け でとてもおいしかったので、作り方を聞いて、試しに作ってみました。

1)フキノトウは、洗って、汚れを落とし、まずざっと湯がきます。
2)湯は黄色に染まります。ここで、フキノトウを取り出し、冷水に浸し、アク を流します。
3)こうして下ごしらえをしたフキノトウに、醤油、日本酒、みりん、砂糖、そし て効果抜群の梅干を入れて、弱火で煮込みます。
 梅干が、苦味を柔らかく抑えて、フキノトウの香り、うまみを馴染ませてくれま す。
 私は、40個ほどフキノトウを摘んできたので、梅干は2個入れました。
 砂糖、醤油は、好みの加減ですが、醤油は薄めにして、フキノトウを幾つも食べられる くらいの味加減にするとよいと思います。佃煮のようになっては、1回にわずかしか 食べられませんから。
4)汁気が適当に少なくなったところで、できあがり。
 宿で出たものは、汁気がひたひたに残っていました。我が家で試しに作ったものは、 汁気がほとんどなくなるまで、煮詰めてみました。



できあがり

 お酒の肴にも、そしてご飯にも、相性抜群!
 一つ頬張ると、口の中が早春の強い香りに満たされ、ほんのりと残る苦味が、 やわらかい甘みに包まれて、これまた春の味を感じさせてくれます。
 梅干はまったくの隠し味で、酸味はフキノトウの苦味の抑え役になってくれて いるのでしょう。
 その梅干を1個食べてみたら、うっすらと甘煮の味が浸み込み、酸味は丸く 穏やかに変じて、これもおいしい一口でした。


 今回の探索・紀行は、こちらです。
 奥利根、残雪の森で、コシアブラ、ハリギリ探索
 


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野原 森夫