フキノトウ味噌は、ざく切りがいい香り

2005年3月



 この春は、いつも以上にフキノトウが恋しい春になりました。
 ほどほどに雪が多かったからでしょうか?
 例年以上に寒さを感じた冬だったからでしょうか?
 それとも、よる年波が春の訪れを心待ちにさせたからでしょうか?
 私の味覚、嗅覚は、フキノトウを求め続けました。



畑に出た、早春のフキノトウ。足で踏まれ、霜にやけていました。
フキ味噌で味わいました


 2月末には、畑の脇のいつもの空き地に、小さなフキノトウが顔を出しました。
 3月半ばには、上州北西部の旅の途上、吾妻町でフキノトウの大きな群落を見つけ、 雪解けの土手に顔を現した大きなフキノトウの淡い色合いに、見とれました。


吾妻町のフキノトウ

 そして、先日は、北丹沢のフィールドで、フキノトウが山麓のあちこちからいっせ いに芽吹き出したのに出会い、散策と撮影にうれしいひと時をすごしました。



北丹沢のフキノトウ





 フキノトウは、天ぷらで、あるいはフキ味噌で味わっています。
 今季、初めて試したのは、ざく切りのフキノトウ味噌です。





 作り方は、
 1)フキノトウをあまり細かく切らずに、1センチ角くらいにざくざく切るのが、こつのその1。
 すり鉢などで細かく砕ききる方法は、この場合は用いません。
 2)これに、適量の味噌、お酒、みりん、砂糖を加えて、小鍋で混ぜながら、炒ります。
 このときも、あまり炒りすぎず、長く加熱しないのが、こつのその2。3、4分見当の加熱時間です。
 一通り熱がとおったら、火から下し、保存しておきます。



フキ味噌田楽。焼くと香ばしさが増します

 ざく切りのフキノトウ味噌は、そのままご飯にのせてもうまいです。
 フキノトウの断片が固まりで残っているために、かむほどに口のなかで強い香りがひろがります。

 でも、もう一つ、うまい食べ方は、このフキ味噌を豆腐にのせてオーブンで焼き、フキ味噌田楽にしたり、 鳥のモモ肉にお酒でこのフキ味噌をといで塗り、焼き上げる料理法です。
 焼きたてをテーブルにのせると、強い香りがただよい、口に頬張るとひと噛みごとに、フキノトウの香りが湧き出します。



フキ味噌おでん。これが合いました



フキ味噌の鳥焼き。ざく切りのフキノトウ味噌を
お酒で解いて、塗り、焼き上げました




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野原 森夫