紅葉をむかえた空木平の避難小屋 9月19日、20日と1泊2日で中央アルプスの空木岳(2864メートル)
に登ってきました。 19日 東京・西端の自宅(2時56分発)車→駒ヶ根・萱ノ台登山口1370
メートル林道終点(5時55分着、6時27分発) 空木平(5時12分発)→駒峰ヒュッテ(6時18分着、空木岳山頂往
復、6時52分発)→駒石の尾根を下降→避難小屋分岐(7時02分)
→池山小屋の水場(10時18分着、20分発)→池山山頂→林道終点(11時26分着) 9月19日 池山尾根の登山道は、林道を使うと標高1370メートル余りの地点ま
で到達できます。林道の基点は、木曽駒ロープウェイへの登り口の萱ノ台
です。 6時27分、林道終点発。歩き出してすぐに、小雨が降りだしました。天気
予報では、今日は寒冷前線が抜けて、夜には移動性高気圧におおわれて天気は
好転するはずです。小降りの雨に雨具も着けず、登りにかかりました。コナラ
にミズナラや赤松が混じる、気持ちのいい森の道です。 後で地図で見たら、これは失敗でした。私たちが登りだした池山は、標高が
1770メートル。池山小屋へはその先で急降下しなければなりません。一方、
遊歩道は、鞍部にある小屋へ、余分な上下がなくつながっていたのでした。 でも、足元を見ると、秋の始まりを告げるハナイグチが伸びだしています。見 上げれば、それぞれの時期に植林されたカラ松の、明るい森です。道の両脇にはキノコが ずいぶん生え出しています。「帰りもこの道を通ろう」などと話して、池山小屋 にたどり着きました。 池山小屋は、登山道から80メートルほど離れた、尾根の鞍部に建てられて
いました。
池山小屋そばの水場。2ヶ所あります。これは 帰りの写真。 行動食をとって、8時27分、池山小屋発。 大地獄、小地獄、迷い尾根などの地点を越えて、快調に高度を上げていきま した。道はよく整備されていて、問題になる場所はまったくありません。狭い尾根が あったり、岩場のへつりで交互通行の架橋箇所などがあるために、下山してくる登 山者との間の取り方が、大事なところです。
空木平の避難小屋への分岐点で(20日) 11時15分、分岐点で、駒岩方面への尾根道から左へ折れて、避難小屋がある
空木平へ向かいました。そこはカールになりかけのまま、侵食が中断したような地形
の場所でした。
19日夕、霧が晴れて、空木岳が姿を現しました(空木平から) 夕方4時を過ぎて、ガスが晴れ上がりました。空木岳が、姿を現しました。明るい
夕刻の空に、2筋、飛行雲が伸びていきます。絵のような光景とは、このことでしょう。
南アルプスも見えています。鋸岳、甲斐駒、仙丈ガ岳、北岳、間ノ岳。北岳が、間ノ
岳と対でなければ見分けられないぐらい、輪郭が丸みを帯びて、見えました。 9月20日 日の出前の、午前5時すぎに、小屋を出発。2600メートル当たりから上では、ガス
の中に入りました。風が出るようなら、この霧は晴れるのですが、どんよりした天候で
す。 山頂も、霧の中でした。去年、南駒ヶ岳から眺めた空木岳が大きく、立派だった
ので、ぜひ今度はと登ったのですが、その南駒ヶ岳を空木岳から眺め返すこと
は、かないませんでした。視界はなく、わずか20メートルほどの範囲のあちこちに
花崗岩の大岩が寄り集まっているのが、見えるだけでした。高度感さえありませ
ん。これが、南駒から眺めたあの雄大な空木岳の岩の頂なのかと、実感がつかめ
ず、不思議な気持ちでした。
チングルマの紅葉
山頂下で、ウラシマツツジか? 駒峰ヒュッテにもどって、6時52分、下山開始。 ![]()
コケモモの実。下は熟したもの この池山尾根の上部では、ちょっとだけ、秋の木の実を味わいました。赤いコケ モモ、濃い紫に熟したスノキ(アオジクスノキ、オオバスノキ)、ナナカマドの赤い 実、シラタマノキなどです。スノキは、鳥にかなり食べられた跡のようで、実がわずか しか残っていません。「鳥はいいなあ。こんないろいろな実を楽しんで食べて、 ここで生きていけるんだから」とカミさん。木の実では、楽しみにしてきたガンコウラン の実がまったく見つかりませんでした。どこかに穴場があるのでしょう。10月の常念岳 では、食べ放題だったので、まだ少し、早いにしても、姿が見当たりません。
シラタマノキ
アオジクスノキか、オオバスノキ(酢の木)の実 尾根が狭まり、やせ尾根が始まると、今度は楽しみのキノコ探索です。
ナラタケ。大地獄付近
ショウゲンジ。大地獄付近
ハナイグチ。1700メートル付近 池山小屋の水場に、10時18分着。足裏が痛いカミさんと長男は、遊歩道で下
降。私は、ハナイグチを求めて、また池山に登りにかかりました。
ショウゲンジを入れた、キムチ・チゲ(鍋)。 左の青い器のなかは、ハナイグチの大根おろし和え |