秋留台紀行 2000年2月


日の出町のごまだれもち


 私が住む秋留台は、多摩川の支流・秋川と平井川に挟まれた、台地です。北西隣には、日の出町があります。

 休日など、この町を訪ねるのは、楽しいものです。落ち着けるところが、いろいろあります。

 有名なのは、つるつる温泉。いまでは全国に「金太郎飴」のように、同じような造り、施設の この種の温泉が生まれています。 残念ながら、つるつる温泉も、施設の面では同じ。でも、秋川 街道を折れて、山間の道を登っていくと、ここが東京都内か、とうなってしまうような風情のある 景色に包まれます。ずいぶんと登った、車道のどんづまりのようなところに、つるつる温泉が あります。
 たどりつくまでの小さな沢や、桜、梅の木々も美しい。私の家から車で15分ほどで行ける 近さも、何よりです。

 帰りに、秋川街道までもどったら、いい休み場があります。
 まず喫茶店「おおぷなあ」。組み木で絵を描く方がご主人で、店内は味わい深い作品が飾って あります。椅子は、細い枝を釘を使わずに組み立てたカントリー調で、これもご主人の作品。おくさんが 入れるコーヒーは、目の前で挽いてくれて、香りがよくて、おいしい。

 隣の建物は郵便局で、丸太づくり。2階は、アメリカ西部風のレストラン。

 その隣に、和菓子の幸神堂があります。
 大福もちがおいしい。柚子もちもおいしい。一押しは、「ごまだれもち」。一個50円です。中に ごまだれがたっぷりとつまっていて、口の中にごまの香りがいっぱいにひろがり、もちの舌ざわり とともに、幸せな気持ちにさそってくれます。


幸神堂の ごまだれもち

 我が家では、日曜日の一服に、ここへきて、おみやげに「ごまだれもち」を持って帰ったら、子ども たちに大好評。3週連続で買いに通って、お店の人に覚えられてしまいました。
 地元でとても人気のある店だと知ったのは、あとのことで、店の前にはひっきりなしに、和菓子を 買いに来る車が止まります。

 この並びには、ガーデン用品などを売るカントリー調の店や、木工の店も並んでいます。木工の店 は、「きりん館」といって、地元の娘さんがアケビ細工や、丸太椅子などを展示することもあります。
 そこから2キロほどと、かなり離れますが、日の出町のJAの直売場(平日のみ)があり、ここも野菜 や手作り食品でいいものが出ます。

 ちょっと、息抜きに、なかなか楽しい日の出町です。

 (JRでは、五日市線の終点の武蔵五日市からSL風のバスがつるつる温泉まで走っています。五日市駅 から歩いても、おおぷなあ、幸神堂界隈まで、40分ほどです。)

2000年2月26日 記。



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山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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