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1999年7月 (FYAMAPアルプスの広場にアップ=写真別)
剣御前小舎前から、室堂へ荷上げに向かう岳彦(1999年8月) 昨日の昼すぎ、長男から、「昼前に小屋に無事着いた」と電話が入りました。
小舎の万年水不足を解決する大型のタンクをヘリで荷揚げ
室堂から荷揚げで同乗したヘリで岳彦が撮影 バイト先の小屋は、昨年6月ごろに、長男が見つけました。高校生はなかなか 雇ってもらえなくて、「山渓」などの広告を見ながら、小屋に片っ端から電話をし て、ようやく1ヶ所見つけたものです。 去年はさすがにバイトに送り出したのが初めてのことだったので、「無事、小屋
に着けるか」とか「つとまらなくて、小屋から追い出されないだろうか」とか、ず
いぶん心配しました。電話もまったく来なかったので。
小舎のみなさんと(1999年8月) 小屋で久しぶりにあった息子によると、学生さんが多くて、いろいろと学ぶこと があり「お金だけじゃない収穫がある」とのこと。従業員の屋根裏部屋では、とな りにネパールから来たシェルパのTさん(エベレストに何度も登った人)が眠って いたとのこと。一番つらいのは?と聞いたら、「とくにはないけれど、便器は雑巾 できれいにしているので、酔っぱらいは汚すからいやだ」「それと風呂にたまにし か入れないのがしんどい」との話でした。
地元の富山のテレビで剣岳の山小屋を特集した番組を、昨年は小屋のビデオで見 せていただきました。御前小舎では、夜中に急病人がでて、剣沢まで医師を呼びに いき、室堂へ患者を搬送する用意をする情景が映し出されました。ここで長男が ヘッドランプを着けて靴をはく場面が画面に現れ、妻と二人で「へえ、あいつも、 いろいろ体験したものだ」と思ったものでした。 私自身の高2の夏の思い出は、一人で出かけた飯豊連峰の縦走でした。息子 も、彼なりに、一生忘れないかもしれない夏休みをすごすことになるのかなあ、と 思います。 1999・7・21 野原森夫 (この記録は当時のものであり、現在は登場する山小屋の運営スタッフは代わっています。) |