大型バケツを利用したミミズ・コンポストの製作

200年8月16日




立ち上げ中のゲージ。窓はすべて網戸用のアミをセット。
庭のデッキの床面に置いて、底からの虫の侵入も防いでいます。
屋根の天ブタは、緩く向こう側に傾斜し、7割ほどが大きく開閉します。


 アメリカミズアブがミミズ・コンポスト1号器で繁殖し始めたので、コンポストその ものを大幅に改良することにし、2号器を製作しました。

 2号器で改良した点は、
 第1に)虫よけ防備です。
 ミミズ・コンポスト全体をがすっぽり収まるゲージを作り、大きく開けた窓は 市販の網戸のうちもっとも細かいメッシュ(1インチ24メッシュ)を利用し、きっち り覆いました。
 底部にも、背面に固定したこの網が、回り込んで全面に敷いてあります。底部から の虫の侵入対策のために、ゲージそのものを地面ではなく、今回は平らなデッキ(地 上30センチ)の上に設置しました。

 網からコンポストまでの距離があるので、もしもゲージの外周に卵が産みつけられて も、幼虫はコンポストまでたどりつけないのではないかと期待しています。
 なお、コンポストそのものも、1インチ30メッシュの防虫布を筒状に縫製した「蚊 帳」で覆う予定です。この「蚊帳」は、下部が床面に設置し、ヒモで裾をすぼめること ができます。上部もヒモですぼめて開閉し、天井(ゲージの屋根=天ぶた)のフックに 吊るされます。

 網を固定するのに、網戸用のゴムの細パイプ(直径5ミリ、長さ7メートル)を使 い、このゴムを木ねじで止めました。数センチ間隔でネジ止めしました。ゴムを少し 伸ばした状態で木ネジを打つと、網がすき間なく固定されます。

 ゲージは、高さ1メートル弱。東西に網の窓が大きくとってあり、風通しを良くし ています。南北は板壁で、今は日除け。真冬は角度を90度回転させて、コンポス トに日が当たるようにしようかなと思います。
 ゲージの屋根は、日除けと雨除け。緩く傾斜しています。7割ほどの大きな部分 が、蝶番で開閉して、中のコンポストにアクセスできます。

 ゲージは、網を張る前に、水除けの塗装をしました。



ゲージの天ブタを閉じたところ。左が南方向、右が北方向。
この屋根のパネルは、コンパネにあらかじめ黄色の防水塗装をした製品で、
90センチ×90センチの大きさで650円でした。
左右の壁も、コンパネで182センチ(タタミ大)のものを、
屋根に緩い傾斜をつけるために、斜め切りしています。


 第2は)、大型のゴミバケツを、コンポスト容器に使ったことです。
 生ゴミ・コンポスターの容器は、容量は大きいけれども、上部がすぼまっているた めに、ミミズの活動を左右する上面のベッドの表面積が小さくなる問題がありまし た。
 2号器では、同じ規模(100リットル)の容量がある大型ゴミバケツを使い、そ の底を抜いて、ミミズ・コンポスターの容器に転用しました。バケツは下部がすぼま り、上部が広がっています。上部の直径は60センチ余りあります。1号器の2倍近 い面積です。



バケツのコンポストに、いっぱいにベッド材を入れて立ち上げたところ。
バケツの下には「ロープ木枠」が設置され、バケツの重さを支えています。
バケツの底には直径30センチ余りの穴が開いていて、ロープの隙間から堆肥化し
た「ミミズの糞」や「ミミズのおしっこ」を下のコンテナ(青色)に落として集めます。
ゲージの内部には網戸のアミが張ってあり、通気性を確保し、虫除けとなっています。

 最初は、1号器のコンポスターを上下、逆さにして、上面を広く使おうとも思いま した。けれど、それでは安定性が悪く、庭の花などのために水貯めにしている蓋付き の大型バケツにふと、目が行き、「これだ」と決めました。
 汎用でゴミ貯蔵にも使えるこのバケツは、肉が厚く、対候性もあります。安売りの とき、本体を1700円くらいで購入したものでした。



底にジグソーで穴をあけたところ。超広角レンズ(22ミリ)のため、バケツが
寸胴に写っていますが、実際は、底は直径40センチ余り、上部(今は下面)は直径60
センチあります。大きな穴の脇に、2箇所、液抜き用の小さな穴がドリルで開けてあります。


 バケツの底(直系42センチくらいか)を下から見ると、壁際が凸になっていて、こ こが地面に接地します。切り取りでは、この接地面を残し、そのすぐ内側を円形に抜 きました。直径30センチの穴です。切り取りは、ジグソーを使い、一気におこない ました。
 また壁際の凸になっている部分も、運転中は液が溜まるので、2ヶ所だけドリルで穴 を開けました。(写真)

 第3)コンポスト内部の環境を良くするため に、通気用のパイプを2本、立てました。
 パイプの直径は6センチで上下がスカスカです。底部で「ロープ木枠」に接する部分 は、パイプがロープ間にめり込んでしまわないように、直径7・5センチに拡がるア ダプター(継ぎ手)をつけました。長さ2メートルのパイプ1本375円。継ぎ手2 個で204円。





パイプを立てて、一番底に、トウモロコシの茎と葉をきざんで投入し始めた ところ


 2本のパイプは、下部はロープ木枠に接して、コンポストの外の空気と通じ、上部 はバケツの上面とほぼ同じ高さになっていて、上部の空気と接しています。
 パイプのベッド層の高さには、ドリルで、直径8ミリの穴を1本につき16箇所ほ ど開けました。
 ミミズがたくさんいると、全体を繰り返しかき回すのは遠慮したくなりますが、2 本の通気パイプがその分、新鮮な酸素と接する界面を広げてくれるのではないかと思 います。

 2号器には、一番下の層に菜園から運んでくるトウモロコシの茎葉を刻んだものを厚く敷 きます。その上に、パームピートや牛糞を重ねて、運転開始後に、さらに上部に、1 号器から取り出した上層のベッド材を少しずつ敷き増しします。

 その準備として、1号器のベッド材をシートの上にぶちまけて、ミミズと、それから アメリカミズアブの幼虫とを、拾い集めました。ミズアブの幼虫は、30匹前後いまし た。予想より少ないけれど、より幼い幼虫がまだ混じっている可能性があります。

 ミミズは、引越し途中の一時、休み場となるコンテナに収容し、8月17日 に2号器の最上部に入れました。前日に桃の皮や切り身を入れたのですが、きれいに 食べられていました。
 いったんチェックした1号器のベッド・堆肥は、よく熟成して、なかなかいい状態 です。ベッド材は運転中に、減容して沈んでいく可能性があるため、虫除けネットで 囲んだまま、様子を見て、再度、チェックして2号器に投入する予定です。




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