高尾の多摩森林科学園    







サンシュユのつぼみと、前年秋の実 

 3月6日、高尾の多摩森林科学園に、春を見つける自然探索と撮影に出か けてきました。
 行った場所は、ここです。
http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/

 風がまだ冷たさが残っていたけれど、日差しが暖かく、 気持ちが良いハイク日和でした。樹林や山の尾根で風をさえぎられる場所 は、一休みをして昼寝をしたいような、気持ちにさせられました。

 森林科学園は、高尾駅の北側の丘陵地帯の一角に保存されてきた56ヘ クタールの森です。山の高いところでは、入場門とくらべて、高度差100 メートルほどの起伏があります。湧き水を水源にして昔のままの姿を残す ハケ、谷戸と呼ばれる谷筋も流れています。
 入り口で入園料300円を払ったときにもらった案内パンフレットによる と、この一帯は武田信玄と北条氏康の両軍勢の合戦の跡だとのこと。高尾−陣 場の国境の稜線を小仏峠でを越せば高尾の地で、武蔵野平野に進出してきた武 田勢を食い止める最初の防衛線になります。ここらの高みは格好の陣地で、せ めぎ合いが展開されたのでしょう。

 その場所も、いまは中央高速道路、高尾街道、中央線などに挟まれ、周囲 に住宅地が押し寄せる中に残された、ここだけのどかな自然の空間になって います。
私たちは3人のメンバーで、ゆっくり3時間半ほどかけて、2キロ余りは歩 き、登り下りしました。



オオイヌノフグリ 



フユイチゴ 

 花や木の芽は、いつもよりも遅い春で、咲いていた花は、こんなものでし た。
 初めて覚えた木や花もあります。リンク表示のあるものは、クリックすると 野の花、野草手作り図鑑のページへ飛べます。

 カンザクラ類が3本、開花は数輪、
 梅がいろいろ、
 マンサクの仲間が1種(西日本のアテツマンサク)、
 オオイヌノフグリ
 ナズナ、
 モクレイシ
 サンシュユ
 花の終わりのツバキ、
 アセビ(馬酔木)、
 アオイスミレ(?)と思われるスミレ、
 タチツボスミレ、か、ツボスミレ、
 フユイチゴの実、ノイチゴの伸びかけ、
 カタバミ
 ミツマタ(お札用の和紙の原料の木)の蕾、



ミツマタのつぼみ 



モクレイシ 

 モクレイシの花は、ミヤマキシミに雰囲気がちょっと似ていて、小さな花が 寄り添って、早春の冷気に耐えている様子でした。
 ミツマタは、その名の通り、枝が3つに分かれています。まだつぼみでした が、それでも花の数が多く、淡い黄色の彩りもあって、咲き出す前からにぎや かな花でした。
 アセビは、日陰のところでも、もう見ごろでした。



ジャノヒゲ 

 

 濃い青色のきれいな実をつけている草がたくさんあったのですが、これは ジャノヒゲという変な名前の植物であることを、同行のWARABIさんが図鑑を ぺらぺらめくって見つけました。
 こんなサイトをもっている人です。
http://homepage2.nifty.com/masaru_s/

 11月に実がなる、遅い木苺のフユイチゴの赤い実も、尾根を乗り越す土手 の場所でたくさん見つかりました。
 フキノトウも、トウ立ちしていました。

 森林科学園には、桜は数百種あり、開花する来月はものすごい人手になり ます。4月は入園料も400円に上がりますし、歩道は一方通行の規制区間 も設定されます。
 今日は数十人しか人が入っていませんでした。私たちは10数人しか人が いない段階で入園したので、なかなか静かな森を味わえました。

◆関連ページ 
          





 
山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
http://trace.kinokoyama.net/