上州・鹿俣山スキー

1999年12月31日(FYAMAP通信)




鹿俣山の尾根の上で


 12月31日、今年のしめくくりに気軽な展望の山の上州・鹿俣山 (かのまたやま、1636メートル)に登ってきました。実は、中2 の二男が年明けに中学校のスキー学校があり、その「本番」前の自主 練習が主要な目的で、私と子ども2人でスキーに出かけたのです。
 で、ついでということで、午前中に私だけ、猛練習中の子どもたち をスキー場に残して、すぐ上にある鹿俣山に上がりました。

 鹿俣山は、武尊山の南西に位置する支尾根の高まりです。その山腹 に設けられた玉原(たんばら)スキー場は、沼田ICから19キロ。 午前5時少し前に東京・あきる野市の家を出て、途中、赤城SAで朝 食をとっても、7時20分には到着できました。
 8時にリフトが始動。標高1550メートルまで、一気に上がって しまいます。間近に展開する谷川連峰のパノラマ。まだ朝日の名残 で、雪の山肌がわずかに赤く染まっています。谷川岳、仙ノ倉山…… 厚い雪をまとって、すっかり冬の姿に変わっていました。稜線の先に 苗場山や鳥甲山を探しましたが、白砂山か神楽岳あたりがうっすら見 えているだけでした。四阿山から草津白根、志賀の山々も、濃いモヤ の彼方です。

 リフトの終点で、スキーにシールを付け、ツアー用の大きなリング のポール(ストック)を持って、出発。鹿俣山は、高度差100メー トル弱ですから、すぐ上に見えています。
 稜線に出るまで、斜面に4回ほど大きく電光形にトレースを切って 進みました。夏道が1メートルほどの雪の下に隠れている稜線へ。ブ ナとダケカンバ、ヤエガワカンバなどの静かな冬の樹林の中に入りま した。
 北側の真っ白な山々が、梢越しに見え隠れしています。利根川源流 と、そして、尾瀬周辺の山々のようです。でも、細切れにしか見えな いので、どの山か、とても判別できません。夕べに降雪があった雪の 上には、そこらじゅう、縦横に、ウサギの足跡がついていました。キ ツツキのドラミングの音が響いてきます。

 山頂の高みのすぐ下に、「鹿俣山頂まで0.1キロ」の道標があり ました。そこからの15メートルほどは、スキーで上がるのがきつい ような雪の斜面になり、ツボ足で進むことにしたものの、足が太もも まで沈み込みます。両手にスキーを持って、四つんばいになって、こ れなら埋もれないと、一気に上がりました。



左奥のピークが武尊山。右側が剣ガ峰で、
真ん中の細い尾根が、この峰に続いている


 ゆっくり上がってきたのに、山頂には9時すぎに着いてしまいまし た。剣ガ峰が間近に見え、鹿俣山からの稜線がうねって続いていま す。この尾根なら、条件がよければ行ってこれそうです。その左手の 高いピークは武尊山の山頂でしょうか。なかなか高度感がある眺めで す。西をふりかえると、谷川連峰が大きく立ちはだかっています。で も、楽しみにしていた北方向の山々は、梢にさえぎられて、ここから も見えません。



山頂から谷川岳方面

 下降しながら、尾根の北寄りにまわりこんでみたものの、至仏山 と、大水上山?が垣間見えただけで、撮影をしっかりできるほどの場 所は見つけられませんでした。もう少し、積雪がふえれば、北の方向 の展望も良くなるのかもしれません。

 10時すぎにスキー場にもどって、子どもたちと合流してしっかり 滑り込みました。スキー場内も、ブナの林がきれいなところです。谷 川連峰は終日、すばらしい山並みを見せていました。






山の便り、大地の恵み (野原森夫)
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