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2008年3月23日
ユキワリソウの山としてすっかり有名になった角田山(かくだやま、482メートル)
へ、花の見ごろの時期に登りました。
花の直径が2センチを超える、ミスミソウとしては大型のものがごく普通に見られます。 東京都西部の自宅4時55分発 車(関越道、北陸道経由)→ 307キロ
メートル 角田岬 8時38分着
GPSトラックログを赤い軌跡で表示。 登りは、桜尾根口コース。下りは、灯台コース。 山旅倶楽部より国土地理院25000分の1地形図を利用。 カシミール3Dで作図。
桜尾根コースの下部の登り斜面を、灯台コースから撮影。 海際の広い駐車場に車をおけ、そこにはWCもあります。 下部からとりついて、この尾根の中段にさしかかるあたりから、花繚乱の世界に入ります。
写真の左へ落ちてゆくのが桜尾根コース。 右寄りに、白い筋のように岩尾根が見えているのが、灯台コース。 撮影場所は、灯台コースの海際の小ピークから。 後方の平らな稜線が山頂部で、山頂は左奥。
花弁にほんのりと、赤紫色がさしたタイプ
花弁が白、雄しべが紫のタイプ
美しく、淡く紅色が指したタイプ
開花前のつぼみ。 これは、明日にも開花する株
桜尾根の上部の登り。 右手にカタクリの群生地がひろがります。 カタクリは、ミスミソウの数倍の規模で群生していました。
カタクリは、花の色が濃いものが目立ちました
エンレイソウ。花はつぼみ
ナニワズも見ごろ。 人工に増殖している一帯もありましたが、尾根の上部で自然に更新している固体も見られました。
ショウジョウバカマは咲き始め。 右は、普通のピンク色。 左は、ごく薄い青紫の花弁で、私は初めて見ました
オウレンの仲間
角田山の山頂
初めて見るタイプのエンゴサク。 ミチノクエンゴサクと思います。花弁の長さは10ミリから12ミリと小型。
灯台コースの下山は、海に向かってどんどん下ってゆきます。 灯台から下も、急角度の階段を、海へまっしぐらに下降してゆきます。 おもしろい山、おもしろい地形です。 佐渡の山々が、すぐ近くに大きく見えました。 //////////////////////////////////////////////////////// ルートの様子など。 角田浜の海水浴場には10数軒の民宿があり、海岸に沿って3ヵ所に区分された
大きな駐車場があります。 桜尾根口の登山口からの登山道は、幅80センチ前後。利用者が増えて、普通の
登山道と同じ様子になってしまいました。花の保護のために、ロープが随所に張られ、崩
落しやすい場所は応急の木製の土止めなどが施されています。しかし、オーバーユース
気味と思いました。 全国各地で山の花の保護地域になっているところでは、靴の種類よりも、むしろ登山道
そのものをロープなどで保護エリアとはっきり区分する保護対策をとっています。桜尾根
コースでは、区分けどころか、道の崩落止めも、利用者が急増するのに追い付かない様子でした。 写真の撮影のため道を外れて林内に数メートル入り込む踏み跡も、あちこちに見られま した。この山道には休憩場所が指定されておらず、とくに花の多い場所ほど人は立ち止ま り、道はそれだけでも広がったり、脇に避けるルートができたりします。 たとえば尾瀬や、上信国境の池の平湿原では木道と観察対象との区分けを明確にし
て、保護と観察を両立させています。身近に目の前で自然に接することと、管理を両立さ
せています。撮影や観察のために、特定のエリアを定めて、人工的に管理・復元する場所
にし、そこでは休憩したり、撮影したり、観察を楽しむことができる。人が歩く場所、立ち止まる
場所と、観察対象の自然の場所を明確に区分する方式をとることです。 山頂は野球のグラウンドに近い広さがありました。そこに、300人ほどの登山者がそれ
ぞれ円陣を組んで、憩いのひとときをすごしていました。植生は6割ほどの面積が禿げ、
表土が露出していました。 下りは、灯台コース。 海に降り立ってみたら、駐車場には、朝は40台程度だったのに、3ヵ所合わせ
て150台ほどの車が停まっていました。この山のユキワリソウの見ごろは、一瞬
です。人の出も、この時期に限ってはお花見スタイルなのでしょう。 山の便り、大地の恵み (野原森夫) http://trace.kinokoyama.net 上信越 Index へ HomePage TOP へ 記事、写真の無断転載を禁じます Copyright (c) Nohara Morio. since Nov.2000 |