奥利根・ブナの山の紅葉狩り、きのこ狩り

2001年10月14日




 10月14日、この時期、毎年恒例のきのこ狩りで、ブナの山へ出 かけてきました。  登山ではなくて、ブナの林を散策しながらのきのこ探しです。 (^^;

 午前中はまずまずの晴天。葉が落ち始めたブナ林は、明るく、空 が見渡せて、GPSでおめあてのきのこポイントをしっかり記録するこ とができました。

 関越道を下り、林道を少し上がって、登山道入り口 に着いたのが、午前8時前。途中、林道から紅葉を迎えた稜線が、眺 められました。

 私と妻とは、ブナの山は通いなれたこのフィールドで、はっきり した目的地があります。標高が低い(1400メートルあたり)地 域でブナ林に入り、どんどん山腹を登っていきました。
 最終的には、1700メートル余りまで、上がりました(11時 30分ごろ)。道を離れて、ヤブ(チシマザサが密生)に出入りし ながら登っていくのは、なかなか体にこたえます。妻がちょっと不 調で、ゆっくり休み休み登りました。
 明るいレモンイエローに染まったコシアブラの葉、ナナカマドの鮮やかな赤、ダケカンバやミ ズナラの木肌は白く、ブナは黄色をすぎて茶色の葉が少し残るだ け。その幹は太く、高く伸び、朽ちかけた幹もいろいろなきのこを びっしり付けています。ブナの林って、中に入りこむと、ほんとう に心が満たされます。

 で、きのこですが、ナメコには2週間ほど早い時期だったので、 今回はクリタケを中心に探しました。ナメコやムキタケがついた朽 ち木は、幹が割れかかったあたりが、白い色をしています。ナメコ などが、木の赤い繊維を分解してしまうため。逆にの理屈で、クリ タケなどがついている朽ち木は、幹の割れ目を見ると赤い色をして います。クリタケは、まだ倒れていない朽ち木の根元だけでなく、 風などで倒れたばかりの新鮮さが残る木の根元に繁殖します。ここ らへんが、15〜20メートルばかり離れても、なんのきのこがつ いているか、遠目に判断する手がかりになります。それだけ要領良 くヤブをこげるので、体力の消耗や探索のスピードがかなり違って きます。

 

2年前に、見つけた倒木に行ってみたら、そ こらじゅう、木の根の部分からも、クリタケがわんさか出ているの に出会えました。とりきれず、半分はそのままにしてきました。ム キタケは、生え出した若いのが、たくさんの倒木に出ていて、これ も眺めて楽しむだけ。ほんの少しだけいただいてきました。ナメコ は1粒のみ。ナラタケは時期をすぎていました。
 収穫もまずまずでした。

 もどる途中、もう9年前から通っている沢筋の倒木に、寄ってき ました。この倒木は2代目で、初代のときからナメコが早い時期か らたくさん出ていて、楽しませてもらっていたところです。行って みたら、2代目のブナの倒木もすっかりナメコ菌に繊維を分解され て、幹は白い破片に崩れかかっているところでした。ナメコの姿は なし。またいつか、斜面の上からブナの倒木が転がってきて、ナメ コが繁殖する場所になるでしょう。

 帰りは1時前に山麓を出発。週末以降は、 藤原あたりまで紅葉前線が下がってくるでしょう。ナメ コの本番は、雪が下りてからになります。




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山の便り、大地の恵み (野原森夫)
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