ヒラタケは、うまいキノコです



 私が食べておいしいキノコの筆頭に上げたいのは、ヒラタケです。
 ヒラタケといっても、「しめじ」「ほんしめじ」の名前でお店で売っている、傘が黒っぽく、 なんとなくなよなよとしたキノコではありません。
 あれは、種類は確かにヒラタケながら、おがくずで栽培されたもので、 香りもコクも、自然のものとは段違いです。



 写真は、原木に菌を植え付けて栽培された、ヒラタケ(長 野・峰の原の「ペンションきのこ」にて)。肉厚で傘は大きく、しっかりしており、 キノコ汁にすると、すばらしいコクと歯ざわりが楽しめます。



 ちょっと暗いなかの手持ち撮影で、ぶれていてすみませんが、写真は奥利根・ブナの山の林 の中で撮影した、ヒラタケ。株は小さめでしたが、味はさすがでした。
 ヒラタケは、エノキダケなどと同様、雪が降り始めても、ずっと成長し続けます。冬の山間 の河原などでも、柳の立ち木や流木から生え出してきます。



 生え出すのは、晩秋だけではありません。
 写真は、1997年の8月上旬、北アルプスの双六岳への登山コースにある ワサビ平の少し上で摘んだヒラタケです。
 ブナの倒木が崖をころがり落ちていて、その幹にいっぱいついていました。  以前に蓮華温泉から朝日岳に向かう樹林を登っていたとき(8月)、登山道 沿いの朽木に見事なヒラタケの株を見たこともあります。
 沢の中などでは、6月ごろにも盛んに見つかります。

 同じような仲間で、ウスヒラタケもあります。これは、瑞牆山で9月下旬に撮影。 ヒラタケよりも味は濃くなく、さっぱりしています。キノコ汁のおいしい具になりました。
 名前のように肉が薄く、傘も小ぶりです。





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山の便り、大地の恵み (野原森夫)
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