ハタケシメジ    

担子菌亜門 真正担子菌綱 ハラタケ目 キシメジ科 シメジ属
畑占地




塩山市の民宿の庭先で採集 10月下旬 

 ハタケシメジは、土中深く埋もれた朽木から、長く菌糸を伸ばし、地上に生 えだしてきます。宅地や庭、畑を造成したり、林道、山林の土を動かした場所 などに、数年後に突然、群生してくることもあります。
 私の知人宅では、緩斜面に土盛りをして基礎を打ち、増築工事をした4年後 に、縁側の下にハタケシメジが生え出してきたこともありました。
 株で固まって生え出す場合が多いですが、間隔を置いて生えてくることもあ ります。

 傘の色は茶色〜暗い灰色で、淡い放射状の模様があり、表面にうっすらと粉 をまぶしたような風合いがあります。
 傘の直径は3〜8センチ。
 ひだは、新鮮なものでは白。老菌では茶色味を帯びます。
 柄は薄茶色から灰色。傘の直径ほどの長さです。

 ハタケシメジは、シメジ属のおいしいきのこで、とくにホイル焼きは吹き 出た汁までおいしい。
 雑菌に弱くて人工栽培が難しかったのですが、品種改良がすすんで、 2003年ごろから八百屋などで当たり前に見かけるきのこになりました。
 栽培ものは、自然のものより柄が太く長く、プロポーションがかなり差があ ります。味も、コクに欠けます。樹皮を砕いたもの、鶏糞、ビール粕、カニ甲 粉などを混ぜてバーク堆肥とし、これをポリ袋や容器に入れて、周年栽培がお こなわれています。
 シイタケもエノキタケもそうですが、自然のもの、ないし原木ものに、味は かなり劣るようです。



上の写真とまったく同じ庭に生えだしてきたところ 



丹沢の知人の家の縁側の下から生え出してきたハタケシメジ 

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  大好きなきのこ――ハタケジメジ
  北丹沢のハタケシメジ
          



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山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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