ドクツルタケ 担子菌亜門 真正担子菌綱 ハラタケ目 テングタケ科 毒弦茸 毒(致死性) ![]() 9月中旬 奥利根 柄によく目立つ模様をしたササクレがあり、これが目印です。 傘が開きかけの、若い菌です 広葉樹、針葉樹を問わずに、夏から秋にかけて、地上から生え出します。 ドクツルタケは、地表近くに袋状のつぼをもち、傘の表面は平滑です。湿ったときに
は、やや粘性があります。 ![]() 幼菌 山梨県小菅村 10月初旬 つぼがある、テングタケ科のきのこには、経験者が同行しない場合は、見るだけにし たいものです。とくに、子どもさんにはしっかり注意してあげてください。ドクツルタ ケ1本で牛をも殺す強い毒性があると言われます。経験者がたまにおこなう生の味見も 、初心者がまねてやみくもにやると、相手のきのこの種類によっては危険性をともなう ため、知識なしでは絶対やってはいけないと注意すべきです。 ドクツルタケのように、わずかな断片(かけら)を口に入れるだけでも危険な毒きのこがあるこ
とを考えると、きのこ狩りの際に、名前を確認せずに何種類ものきのこを入れて、後で
判別して除く方法では、かけらが紛れ込む恐れもあります。 ◆似た仲間 シロオオハラタケ(食)、シロマツタケモドキ(食)、シロタマゴテングタケ(猛毒) ◆探索記録・フィールドガイド ![]() http://trace.kinokoyama.net 記事、写真の無断転載を禁じます Copyright (c) Nohara Morio. since Nov.2000 野原 森夫 |