今年はよく出合う、サンゴハリタケ    

2006年10月




奥秩父 

 8月まで食い込んだ長梅雨と、盆すぎから続いた天候不順が、影響したので しょうか? 今年は、あちこちのフィールドで、サンゴハリタケによく出合い ます。
 1度目は、9月下旬、ブナの倒木から生え出しかけた幼菌を、奥利根で。
 2度目は、奥秩父山系の標高1300メートルほどの林の中で。ここでは、大小あわせて 4株のサンゴハリタケを見つけました。

 

 サンゴハリタケは、海中のサンゴのように枝を分枝させたうえに、その枝先から 針が長く細く垂れ下がる独特の姿をしたきのこです。
 色は、若いもの(写真下)ではほとんど純白。成長するにつれて、クリーム色ない し淡い肉色をわずかに帯びてきます。



奥秩父 



奥利根 

 このサンゴハリタケは、サンゴの枝部分に歯ごたえがあり、ハリの部分は出汁をよく 吸って、きのこ自体にやわらかな味わいがあり、おいしいきのこです。
 私は、奥秩父で育ちかけのものを1株、味見に採集してきました。
 ケンチン汁にナラタケやシロナメツムタケといっしょに入れて、味わいました。
 ジュワと口の中にうまみが広がり、枝の部分ははごたえがさわやかで、おいしかった です。

          



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野原 森夫