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菌界の探索2010 梅雨の奥秩父・標高1400mのマスタケ マスタケ 7月半ば、梅雨明け前の2日間、ほとんど人が入らない奥秩父の小さな渓と森できのこを探索してきました。 こんな枝沢を登ります。 サマツモドキ。 サマツモドキ。 キサマツモドキ。 ブナの倒木。秋に見るブナの倒木は、一目で全体が見わたせます。でも、いまの時期は、太い幹も覆うほどの低木のやぶや深草に埋もれて、巨大さがすぐにはとらえられません。 ヒラタケ。真夏を除いて、年中生え出します。しかkりした歯ごたえ。 ウスヒラタケ。少し、持ち帰りました。しゃきしゃきした歯ごたえ。 ウチワタケ。直径7センチほど。薄い。 サルノコシカケ科の幼菌。生長途上で判別できませんでした。 二重に伸びたツリガネタケ。 イタチタケ(ヒトヨタケ科)でしょうか。 これもヒトヨタケ科のきのこのよう。ムササビタケ? これもヒトヨタケ科。同? クヌギタケ属のチシオタケの類種でしょうか? 鮮やかな紫色のこの姿は図鑑にありませんでした。 イヌセンボンタケ。若い開きかけ。カサの直径は6ミリほど。 イヌセンボンタケ。 ベニカノアシタケ。カサの直径は、8ミリ以下。その姿に魅了されました。 イグチの不明種。柄の模様と色は、ヌメリコウジタケですが、ずっとずんぐりしたプロポーション。管孔は黄色。青変性はほとんどありませんでした。 同じ被写体。傘の端をほんのちょっとカットして、味見判別してみました。下に柿の渋み様の後味が残りました。(味見のあとは、必ずうがいをします。イグチには強い毒があるものもあり。) もう一本、イグチの不明種。こちらは強い青変性がありました。ウツロアシベニイグチとでもいいたい姿。こちらは、苦味あり。 オオキツネタケ。 ハナビラダクリオキン。キクラゲの仲間で、夏によく見かけます。 ヒロヒダダケは虫に食い荒らされて、かわいそうな姿に。 森が開けた場所で、ヤグルマソウの群落がありました。 林道に戻ってくると、日当たりがいい場所に、エビガライチゴの蕾。
私は、つねづね不思議だと思ってきたことがあります。
翌日は、高度を上げた森に入りました。 オオイチョウタケ オオイチョウタケ 草地には、キツネタケ。柄が強靭。 ホコリタケ。左のものは、若い菌で、内部は真っ白マシュマロ状。無味無臭なので、きのこ鍋の、賑やかさを演出するぐらいの役目です。 右はもうすぐ頂点に穴が現われ、そこから胞子をもわーっと飛ばします。 林道からさわに取り付くと、ホテイシメジがありました。酒といっしょに食べると悪酔いしますが、酒が強い人でもそうなのでしょうか? 答え→酒量が多いほど、悪酔いがひどいはず。 枝沢のうち本流筋を、稜線へ向けて上がる途中、沢に落ち込む枝沢の小滝の脇に、クリンソウの群落。 クリンソウ。 確かに、サクラソウ科の花です。 森の探索を初めて、すぐに、柳の幹に大きなヌメリスギタケを見つけました。 同。下から上まで、15個ほどの、若い、品質の良い菌です。 同。網焼きもうまいキノコです。 ウスタケ。毒きのこも見て楽しめます。 同。 富士山ではもっと巨大なウスタケ(フジウスタケ、オニウスタケ)が見られます。ここのウスタケは直径がやっと6センチくらい。 夏のおいしいイグチ、ヤマイグチです。採集すると、常温では傷みやすい。 モミ、ツガ、シラビソなどの林相まで、標高を上げてきました。これもヤマイグチ。 ヒメホウライタケ、あるいはスジオチバタケ。傘の直径は5ミリ内外。 これもキノコのようです。柄と子嚢盤は、ズキンタケのうような姿。その下には、この菌に寄生されたコケのような植物。子嚢盤が伸びあがる円形の台座があり、円座の円周上の各点から、キノコの柄が伸びあがってきます。摩訶不思議! 同。図鑑では見つかりませんでした。 アクニオイタケ、センボンクヌギタケなどに似ています。匂いを嗅いでおけばよかった。 クヌギタケの仲間。 高山に見られる、ミヤマオチバタケ。 モリノカレバタケ。ほんらいは薄茶色ですが、白いものもあります。 家に帰って、ヌメリスギタケの仕込み。塩水でもみ洗い。 ひたひたの水で煮ます。若い菌なので灰汁はほとんど出ません。酒と醤油のみで、ナメコに似てより野性的な出汁を楽しみます。 冷うどんに、ヌメリスギタケの付け汁。
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