トリアシショウマ 

 ユキノシタ科  チダケサシ属 鳥足升麻  多年草




 

 ショウマとは、漢方薬の「升麻」のことです。サラシナショウマが、解熱 剤などの漢方薬づくりに使われてきたため、サラシナショウマの漢名が「升 麻」なんだそうです。

 ショウマと名がつく植物には、様々あります。
 トリアシショウマと、アカショウマは、ユキノシタ科。
 オオバショウマと、サラシナショウマは、キンポウゲ科。
 ヤマブキショウマと、キレンゲショウマは、バラ科。

 これらは見かけは少々似てはいても、実はまったく別の科に属す、別の植 物同士です。 中には、一般に毒性に気を使う仲間であるキンポウゲ科の ショウマもありますので、もし山菜として採取するならば、確認は正確を期 す必要があります。

 トリアシショウマは、山菜として名が知られています。地方によっては 「トリアシ」と呼ばれ、親しまれています。
 トリアシとは、若芽のときに生えだした姿が、3つの葉柄が茎の一ヶ所に集 まっていて、鳥の脚ににているから。茎には毛が生えていて、ぬめりもあります。

 トリアシショウマが属する「チダケサシ属」のチダケサシも、 トリアシ・・・によく似た姿をして、薄桃色の清楚な花を咲かせる植物です。チ ダケとは、北関東で珍重されるキノコの「チチタケ」のことで、表皮に傷をつ けると白い乳をポタポタと落とすキノコです。良い出汁が出て、歯応えもぼり ぼりとあり、好き嫌いはあるけれども、根強いファンがいます。
 そのチチタケ(チダケ)を、茎に刺してぶら下げて歩けるくらい、茎が細く て丈夫なので、「チダケサシ」という名がつきました。

 トリアシショウマの葉は、3回3出複葉です。
 花は、泡立つかのように円錐状にまとまって咲き、派手に見えます。小さな 花が長い茎にたくさん穂状に咲いて、その茎が枝分かれし、先端に行くほど細 くなっている。
 花びらも、雄しべも、白いので、花全体が白色となっています。



札幌市  5月上旬 



 

   


奥多摩  4月下旬 

 


 

 
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◆仲間 
   アカショウマ
   オオバショウマ
   サラシナショウマ
   ヤマブキショウマ    キレンゲショウマ
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