ハリギリ(センノキ) 

    ウコギ科 針桐(刺楸樹)




札幌市・北大植物園で。センノキ状態ですね 

 ハリギリは、タラの芽、コシアブラなどとともにウコギ科の山菜として知られています。
 けれど、この木は、巨木になります。高さ25メートルほどにまで。

 材質が軟らかいので、アイヌは丸木舟、木鉢、臼などを作りました。昔は若木の樹皮からはロープも作られました。



幹の表面の針は、ごつごつした皮にのみこまれますが、
一部の針(トゲ)は、こんなにすごいものになって、残ります。 




こちらは、中ぐらいの生長度合いの木。葉の形、特徴が出ています 



2年目をむかえた幼木(ここまで、北大植物園で撮影) 



山菜のハリギリ(桧枝岐村で、5月3日撮影) 

 


 

 


 

 センノキは、肥えた土地に生育するので、開拓時代はこの木が適地の目印でした。

 センノキの材質や用途をもう少しくわしく紹介しましょう。
 北海道には大きなセンノキが多く、明治の末にはゲタ材として、本州に出荷され てきました。ハリギリの名前の由来も、桐に次いでゲタ材として喜ばれてきたので、 針桐とついたそうです。山桐の別名もある。

 センノキの材質には、大きく分けて2種類あります。オニセンと、ヌカセンです。
 木肌が深く裂け、黒ずんだ褐色の色をしているセンノキからは、オニセンがとれま す。固く、重く、工作に向かない。枕木用。
 一方、木肌がなめらかなセンノキイからとれるのがヌカセンです。木目がきれい で、やわらかく、年輪の幅が狭い。建築、家具に用途が広いとのこと。
 現在はもっとも多いのは、合板。

 ハリギリの実は、塩分をふくみます。カラスザンショウ、ミツバウツギ、ヌルデな どとともに、昔、海からの塩が貴重だったころの山里で、塩分摂取に利用されてきた可 能性も指摘されています。



 



 

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◆仲間 
◆関連ページ  桧枝岐のハリギリとコシアブラ  2004年5月3日
 ミズ、ハリギリ、シイタケ、ワサビ、シドケ・・・奥多摩紀行 2005・4・24
          



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