分布  北海道と本州北部の日本海側
生態   
仲間   コブシタムシバ、モクレン
 モクレン科  モクレン属

 雪国の山に春の訪れを告げる花です。
 コブシより花がひとまわり大きく、花の直径は12センチほど。北海道と本州 北部の日本海側に分布しています。
 花弁(花被)が6枚あり、そのほかに小さな花被が3枚あります。また、花のす ぐ下に小さな葉を1枚つけた状態で開花することも、コブシと同じです。
 近づくと、やさしいいい香りがします。

     5月上旬
  札幌市 定山渓 
キタコブシ  北辛夷



 モクレンと、コブシの仲間の香りの差を紹介した、おもしろいデータがあります。
 それによると、単位重量からどれぐらいの香りの成分が得られるかを表すと、
  モクレン  精油収量 0.3パーセント
  コブシ   同    3.5パーセント
  キタコブシ 同    5〜7パーセント
 と、かなり大きな差があるのだとのこと。
 (「毒草の雑学」一戸良行、1980年刊)
 春の北海道で体感する、キタコブシのうれしい香りは、データで見ても、歴然としています。







 
山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
http://trace.kinokoyama.net/