ホオノキ     


モクレン科 モクレン属  朴の木 別名ホオガシワ 




5月中旬 奥多摩 

 朴葉焼きなどもあるし、包むには十分な大きさの葉なので、包む「包」か と思いますが、「ホオ」の語源は定まっていません。
 ホオノキは、長さ40センチほどになる大きな葉を、枝先から車輪のよ うに放射状に付けるのが特徴の木です。この葉は、日本の木のなかでは最 大です。

 花も日本産の自然の樹木のなかでは最大で、花びらが開ききると直径 20センチほどになります。蕾も、大人の握りこぶしほどの大きさ。
 花の色は、蕾の外側では薄い黄色味を帯びていますが、らせん状に並ぶ 内側の花びらでは、純白に近い白になります。
 らせん状に並んでいるのは、雄しべも同じです。その花糸は鮮やかな赤 色。葯は長めで、黄色味を帯びています。

 ホオノキの花は開花した時点で、雌しべが受粉可能となりますが、雄し べはまだ葯の花粉は、まだ未成熟です。花は、他のホオノキの花の花粉を 昆虫を介して、受けます。
 その後、雄しべの花粉が受粉OKとなりますが、その時点ではすでに雌 しべは、他の花の花粉によって受粉しているため、自家受粉をさえぎられ ます。
 ホオノキは、植物のなかでは原始的とされるモクレン科に属します が、それでも、遺伝的に理のあるこうしたメカニズムをもつ植物の一つ です。



 



芽吹き 5月中旬 奥多摩 

///////////////////////////////////////////////////////////


◆仲間 
 
◆関連ページ 
          





 
山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
http://trace.kinokoyama.net/