タカネグンナイフウロ 

フウロソウ科  フウロソウ属  高嶺郡内風露 




南アルプス 北岳 2005年7月中旬 

 


南アルプス 北岳 2005年7月中旬  

 山を歩いていると、いろいろな高山植物を見ることになります。でも、よく考えると意外なの は、あるとき、ある場所で、突然、ある高山植物の花が目にとまり、名前もしっかり刻み付ける ことになるということです。そのときまでに、なんどか視界に入っていた花のはずなのに、初め てその花の存在に気づき、目をひきつけられることが、結構あるのです。

 だから、私の場合は、その花にどこで会ったのかを、いろいろな花について、よく覚えていま す。そのときの場面の、同行者や出会った人との対話とともに。

 タカネグンナイフウロには、北岳に最初に登った1989年の登山のときに、草滑りを白根御 池に下降する沢筋の斜面で、出会いました。



南アルプス 北岳 1989年8月中旬

 おそらく、花の盛りが鮮やかな色彩で、その群生が見事だったのでしょう。カメラを向けてい た単独行の男性がおり、同行者の一人が「タカネグンアイフウロだね。すごい色の花びらだね」 と声をかわし、みなで立ち止まって見とれたのを思い出します。紫の色の花は、花びらが透ける ような透明感のある色合いでした。
 ふりかえれば北岳のバットレスの岩場が屹立し、その基部から大樺沢の雪渓にむかって、緑ま ばゆい大斜面が曲線を描いて、落ち込んでいました。

 花の色とともに、突き出した雌しべが特徴的で、一度見たら名前を忘れられない花でした。



南アルプス 北岳 2005年7月中旬  

 


 

 低山型のグンナイフウロもよく似ています。こちらは花の色がやや薄めで、淡いピンク色。タ カネグンナイフウロは葉の表面に毛があります。グンナイフウロは、裏面にも毛があります。

 
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