エビガライチゴ     

バラ科  キイチゴ属  海老殻苺(蝦殻苺) 別名 ウラジロイチゴ    




8月上旬  伊那谷 

 茎、葉柄、ガク片などに腺毛が密生し、トゲも生えています。赤茶色の毛だらけ の様子を「エビ」の殻に見立てて、この名前がつきました。実物を見た感じでは、「エビ」 よりも「毛がに」の殻に似ています。
 伊那谷の山懐で、初めて出合いました。赤紫のその毛の色、高さ1・8メートルほどの 苺の木が群生する荒々しい様子に、驚かされました。
 実は直径2センチ近くになり、酸味と甘みがよくつりあって、かなりおいしく、食べごたえ があります。収穫量も上がるので、木イチゴの王様といっていいでしょう。
 葉は、「3出複葉」とされますが、私が見かけた木の場合は、さらに2枚加わって5枚(奇数羽状複葉)ありました。葉の 裏は白いために、「ウラジロイチゴ」の別名があります。
 葉の周囲は、複雑な鋸葉になっています。



 

 


 

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◆似た仲間  クマイチゴは、密生した毛の色が、褐色。エビガライチゴは幹から枝が分れて、 四方に張り出しますが、クマイチゴは「幹」がありません。地面から茎が束になって生え出し、 中指から親指ぐらいの太さの茎が、釣竿のようにヒョローンと長く、しなって、150センチ以上に も伸びてきます。
 
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山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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