フキ    


キク科 フキ属  蕗




フキノトウ(雄花) 3月中旬 東京・五日市 

 早春の花芽は、フキノトウ。葉の柄は、スジをていねいに とって、フキの煮物に。
 フキは、独特のさわやかな香りがあり、とても身近な野草です。

 フキは雌雄異株で、フキノトウには雄花と雌花とがあります。
 雄花は、花粉をもつ黄色い雄しべが集まっているために、全体に 黄色く見えます。もちろん雄花は種子をつけません。
 これにたいして雌花は、花粉をもつ雄しべの黄色い色がないこと と、糸のように細く長い雌しべをもつために、全体に白っぽく見え ます。また、集合花の一つ一つが、生長とともに花茎が伸びて、し だいに散開していき、キク科ならではの綿毛(種子を根元にもつ) を付けるのも目印になります。

 フキノトウは、雪国や山岳地帯では、残雪が融けて地面が姿を現 し始めたところに、真っ先に伸びだします。半ば、雪に埋もれて伸 びだすフキノトウは、日光に当たらないまま育ったために、淡い黄 色の花のような姿です。

 野山で出会うフキノトウは、うれしい春の使者ですが、畑仕事を してきた私には、喜びばかりではない存在です。
 フキは、地中20センチほどのところに茶色の地下茎を這わせ て、住処を広げていきます。一度、畑に入り込まれると、根絶やし にするのにたいへんな労力がかかる、「雑草」だからです。



3月下旬 群馬県吾妻町 



4月下旬 福島県・吾妻連峰の雪解けの沢筋 

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山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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