分布

 北海道、本州北部
生態   オオバナノエンレイソウの場合、種をつける と、その周りには甘酸っぱいゼリーが付着していて、アリはこれがほしくて、種ごと移 動させてくれる。こうしてエンレイソウは、繁殖地を広げることができる、という解説 が、北大植物園のページにあります。オオバナノエンレイソウは、花をつけるまで10年 ほどもかかり、それから10年前後も花を咲かせ続け、寿命は50年とも推定されるそ うです。
似た仲間  エンレイソウシロバナノエンレイソウコジマエンレイソウ
   
ユリ科  エンレイソウ属

 北大恵廸寮の寮歌「都ぞ弥生」から。

 牧場の若草陽炎燃えて
 森には桂の新緑萌し
 雲ゆく雲雀に延齢草の
 真白の花影さゆらぎて立つ
 今こそ溢れぬ清和の光
 小川の辺をさまよい行けば
 美しからずや咲く水芭蕉
 春の日の この北の国幸多し

 この歌詞にある、「雲ゆく雲雀に延齢草の 真白の花影さゆらぎて立 つ」というエンレイソウは、やはりオオバナノエンレイソウのことで しょう。高さが40センチ以上にもなるオオバナノエンレイソウは、「さゆ らぎて立つ」という風情がそのままの姿です。
 純白の花の直径は7センチ前後にもなり、花は上向きまたは斜め上を 向いて咲きます。
 

    5月上旬

撮影地   札幌市 定山渓 
オオバナノエンレイソウ 大花の延齢草











 私の植物記
   北の植物と生活9)エンレイソウは恋をとりもつ。分布の謎






 
山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
http://trace.kinokoyama.net/