ニッコウキスゲ 

ユリ科 キスゲ属(ワスレグサ属)  日光黄萓  別名、ゼンテイカ(禅庭花) 




 



 

 7月初めから、標高1000メートル〜2000メートル前後の山の草原、湿 原を、やわらかい色合いの黄色の花で埋め尽くします。霧ヶ峰、尾瀬ヶ原、奥日光などの 広大な群生地が有名で、開花が多い年は見渡すかぎりの黄色の海が出現します。 でも、群落がたとえ小さくとも、登山の途中に出会うこの花の美しさには励まさ れます。鳥海山の急な登りで、あるいは北ア・剣沢の長次郎雪渓の出合で、同じ く朝日岳のつらい登りで、ニッコウキスゲの花は、山に入った私を迎えてくれまし た。

 ニッコウキスゲは、ユリ科のワスレグサの一種で、この仲間には種類がさまざ まあります。
 そのうちニッコウキスゲに近い種類から幾つかを紹介します。

 ニッコウキスゲ  本州の高山
 エゾカンゾウ   北海道。ニッコウキスゲと同一種とみなされている。
 エゾゼンテイカ  エゾカンゾウの別名。ニッコウキスゲと同一種。
 エゾキスゲ    ニッコウキスゲと別種。朝に開花する。花びらに色合いは           オレンジがかったものもある。
 ムサシノキスゲ  関東に咲く、比較的めずらしい。




これも霧ヶ峰で 

 ムサシノキスゲは、小さな生息地を私は幾つか発見しました。撮影がたいへんむ ずかしいところです。毎年6月半ばごろに、ニッコウキスゲそっくりの、淡い黄色 の花を咲かせます。まったくの平地、50m以内には人家がある一帯ですから、「どうし て、こんなところにニッコウキスゲが?」と驚かされます。

   


北アルプス剣沢 長次郎谷出合いのニッコウキスゲ 

 


 

 
///////////////////////////////////////////////////////////


◆仲間 
 
◆私の植物記 
  北国の植物と生活11)エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)は夏を告げる花

         



       TOPへ

野の花、野草手作り図鑑

 山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
http://trace.kinokoyama.net/