ムサシノキスゲについて 

ユリ科 ワスレグサ属  武蔵野黄萓 




 

 ここ紹介した写真は、ムサシノキスゲと断定できるものではなく、ニッコウ キスゲかムサシノキスゲいずれかの栽培種が野生化したものではないかと想像 しています。ユウスゲの仲間の可能性もあります。
 撮影場所は相模湖町。時期は7月末です。ムサシノキスゲではないかと思わ れる花は、近隣では八王子市内に毎年5月半ばごろに見かけます。その時期と くらべても写真の花は開花が遅れすぎです。

 八王子市内の生育地は、立ち入りができない場所のため、望遠レンズでも使 わないと写せません。また、それだからこそ、毎年、必ず、とびとびの場所に 数輪の花を咲かせてくれています。
 撮影は無理かもしれませんが、良いレンズを利用して、いつか機会をつくり たいと思います。

 ムサシノキスゲは、ニッコウキスゲに瓜二つの花です。
 都内では、府中市の浅間(せんげん)山という低い丘に自生しています。ここ は、まとまった自生地として唯一のもので、よく知られた場所です。

 ニッコウキスゲは、高原・湿原の花というイメージですが、関東地方や東海地 方などに、そこにだけ5月の早い時期に花を咲かせる自生地が知られています。同 一種のエゾカンゾウは北海道などでは海岸の草原に大群落をつくっていますが、関 東の低地では真夏の高温にさらされます。
 そのようなわけで、温暖な地域に自生するニッコウキスゲは、氷河時代に低地 に進出したニッコウキスゲが、その後、その地に取り残され、温暖な気候に適応 して生き抜いてきたもの、と見る説があります。

 では、ムサシノキスゲは? ニッコウキスゲと別種なのか、どうか、検討が続い ているようですが、同様に温暖な地域に適応した種類(ニッコウキスゲの亜種)と 見て、かまわないように思います。



 

 


 

 


 

 


 

 
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