台風の直前、キジの雛が孵る

2000年7月9日


サトイモの葉の向こうの、オスキジ

 日曜日の今日(9日)は、早朝の部と、夕方の部の2度に分け て、うっそうと繁る畑の雑草との格闘に明け暮れしました。

 台風が昨日(8日)に駆け抜けて、トウモロコシが倒伏し、1本 は幹から折れました。葉が茂っていたニガウリの支柱も、斜めに倒 れ掛かり、茎を切られたかと心配しましたが、なんとか無事でし た。

 そのニガウリは、トウガラシくらいのミニチュアの実が着き始 め、初収穫まであと1週間前後。いよいよ真夏です。



 せっせと草刈りをしていたら、向かいの畑の男性の方が、ちょっ とおいでよ、いいもの見せるよと、手招きします。なんだろうと 行って見ると、キジの雛が孵ったあとの、巣でした。
 母キジは3週間ほど前から、卵を温め始めたのだそうです。最初 は3個ほどしかなかったのが、1,2日のうちに卵は8個に増えま した。「人が近づいても、じっとして逃げずに温め続けていたよ。 雨でも動かない。キジながら大したもんだと思ったよ」。ジャガイ モ畑に、土を浅く掘っただけの巣で、その一角だけは芋を掘らず、 そのまま孵化・巣立ちを待っていたそうです。

 孵化したのは、3日前。台風が接近してきた頃でした。
 斜め向かいの年配の農家の方が、3羽の雛が先に孵ったのを見た そうです。「こんなに(親指と人指し指を丸めたくらい)小さく て、それでも産まれてすぐに歩き出すんだよ。親の腹の下にもぐり こんだりしていた」。「いや、かわいいもんだよ。ネコや犬が多い ので心配したよ」と、話していました。

 そして、昨日の台風通過の前、午後から雨になった金曜日(7 日)にかけて、全部の雛が孵り、どこかへ移っていってしまいまし た。

 巣の跡には、孵らなかった1個のほかに、7個の卵が割れて残さ れていました。

 夕方、草刈りを続けていると、近くの栗林の方で、「クケック ケックケッ」といつもよりもやさしい声で鳴く親鳥の声が響いてき ました。
 野良ネコもいっぱいの秋留台の畑作地帯です。車も多い。無事に 何羽が育っていくのでしょうか。雛たちが大きくなって歩く姿も、 一度、見てみたいものだと思っています。




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    山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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