桃色のじゅうたん――ホトケノザ

2000年3月5日  FAGRI通信





 きのうは久しぶりに恵みの雨でした。今日は、日曜日。曇り空な がら、気温が高くて暖かい、畑仕事日和よりになりました。
 畑への道を車で行くと、我が家の菜園のすぐ近くで、1反くらい の広さの畑が、一面に桃色に染まって見えるところがあります。ま るで、鮮やかなじゅうたんを広げたようです。50メートルほど距 離があるので、一瞬、レンゲかな? と思ってしまいました。まさ か、この時期に……。そんなはずはないですね。それにしても、春 の訪れを感じさせる色彩です。



 我が家の菜園(家から900メートル)に着いてみると、桃色の 花は、ここにも咲いていました。シソ科で、オドリコソウに似た美 しい花をつける「ホトケノザ」でした。今日もまた、作業に入る前 に、カメラを持ち出します。地面に寝そべって、マクロで、ホトケ ノザの花を撮影しました。

 近寄ってこの小さな可憐な花を眺めれば気持ちがなごむけれど も、ホトケノザや、同じシソ科のヒメオドリコソウは、雑草として は問題児です。繁殖力がすごいので、ちょっと油断するとそこら じゅうが占領されてしまいます。
 種が遠くから飛んでくるようです。そして芽を出せば、小さな株 でも、横にどんどん根を広げ、茎の数を増やして、領域を広げてい きます。
 でも、根は浅いので、手で簡単に引き抜いてしまうことができる 点は、雑草としては、楽ではあります。

 この日は、ホトケノザのほかに、オオイヌノフグリも青いこまか い花をたくさん咲かせ始めていました。いずれも春一番の雑草たち です。

 作業は、まずイチゴのウネと、98年春に種まきしたアスパラガ スのウネの雑草除き。そして、2週間前に子どもたちが天地返しを してくれたウネ1本に、消石灰をまいて整地をしながら雑草の根を 除きました。アザミの仲間か何かの、長さ50センチほどもある深 い、太い根を伸ばした雑草が棲みついていて、掘って根ごと取り出 すのに苦労しました。
 ウネの姿がほぼできあがり、肥料をまいてポリマルチをかけるだ けとなりました。ここは、レタスなど葉ものを育てようと思ってい ます。

 

 それにしてもスギ花粉が今日はすごいようです。何度鼻水をかん だか、数えられないくらい。目もかゆい、かゆい。

 正午のオルゴール放送が聞こえてきました。長ネギを収穫し、帰 りに、1反すべて桃色じゅうたんの畑の写真を撮影して、家に帰 り、シャワーで花粉と土ほこりを落としました。








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    山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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