山芋掘り、正月の畑作業

2004年1月1日




 2004年元旦、風がほとんどなく、穏やかなお天気です。 下宿している長男が家に帰ってきて、ほんとに久しぶりで家族4人そ ろって畑に出ました。
   私は、さつま芋のウネで、焚き火です。一昨日、栗林の枯れた木を倒 したので、たくさんの木が出ました。それを焚きつけ、干したさつま 芋のツルを次々と燃やしました。今日は、焼き芋をつくるのが目的な ので、熱い灰やおき火が集まったところで、そのなかにさつま芋(紅 コガネ)を入れて、さらにツルを燃やしました。
 息子たちが栗の枝を集めて、火の番をしてくれるはずでしたが、2人 ともベンチづくりにはまって、のこぎりや鉈で工作を続けています。 妻は、秋以来、ずっと放っておいた、トマトやインゲン、ニガウリの支 柱の解体です。



 焼き芋の仕込みができて、今度は、山芋掘りにかかりました。12月 の初めに試し掘りをしたときは、初挑戦で生育がいま一つでした。今 日、掘り出す分は、どうでしょう。

 山芋掘りは、私は、剣先スコップと移植ベラを使っています。芋の表面 からは、四方に白く細いひげ根が5センチ前後の長さで伸びます。このひ げ根が目印になって、土に囲まれた芋のありかと、育った方向がわかりま す。ひげ根に行き着いたら、手袋をはめた手で、発掘作業のように慎重に、 土を崩していきます。



赤土まで達する山芋。芋の中心から
細く白いひげ根が四方に伸びています。


 畑の斜め向かいの、山芋の師匠さんは、剣先スコップではなく、細長い専 用のスコップの方が、土を細く掘り進むことができ、使いやすいと話してい ました。
 ウネの端に、まず山芋と同じ程度の深さの竪穴を掘り、その穴にまず自分 が入ります。そこから地表の芋のツル(茎)を目印にして水平に掘り進み、 芋にたどりつく方法も、師匠に教わったものです。この方法だと、土を崩し ながら芋に迫ることができ、作業がたいへん楽です。

 横に掘り進んで、まず1本めは、育ちが十分でなく、深さ60センチほど のところで、芋の終点に行き着きました。2本めは、茎だけが残っていて、芋 はなし。植え付け直後に、腐って消失したようです。
 3本めは、黒土の部分を貫いて、下部の赤土の部分まで達していました。富士 山の噴火で降った火山灰が、あまり植物の腐葉土をためこまず、養分を含まな いまま、地中に保存されたものでしょうか。この赤土は、地表から70センチく らいの深さで、でくわします。今度の芋の下部は、その赤土の層まで達していた ものの、太さはかなり不足していました。

 4本めは、芋が地表のすぐ下で二股に分かれたせいもあり、小さい方はやっと 種芋に使える程度の大きさ(長さ30センチ)。大きい方でも50センチ前後で またもや細い。
 そして5本め。地中に進む茎の部分が、しっかりしています。先端は、今度も赤 土まで達しています。しかも太さも、なんとか平均レベルまで育っていました。  この芋は、正月の「3日とろろ」で食べる予定です。



 12月に掘った山芋は、皮をむいていたら、手のひらや、手の甲がかゆくなりだ すほど、アクが強くて、さわやかな味わいでした。
 残る山芋は、30本くらいでしょうか。この冬いっぱいは楽しめそうです。
 ほかに、種芋を育てるためにムカゴから育てた40株ほどがあります。
 初挑戦は肥やしはまったく施さずに育てました。この春の新規の植え付けでは、肥 料のことも勉強して、2年にとりくんでみます。

 息子たちのベンチづくりは、ノコギリなどが壊れたものの、なんとか使えるものがで きあがりました。焼き芋は、ゆっくり時間をかけて仕上げて、ほくほく、熱々で、甘み が強い最高の出来。霜よけに株元に土寄せしておいた里芋も追加で掘りました。いまほ かに収穫を続けているのは、ブロッコリの脇芽がほんの少しと、ノラボウです。水菜 は、硬くなり、若い茎の伸びも衰えました。

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1月2日、4本のうち3本を洗い、泥を 落としました。


 「3日とろろ」と思ったのですが、2日の朝ごはんに味見をしてしまいました。
 すり鉢で、摩り下ろしているうちに、手がかゆくなりました。炊き立てのご飯にか けて、しっとりぬめりのある味を楽しみました。
 摩り下ろして、最後に数センチ分、残った芋は、すりこぎで突いてぶっかき芋にして、 醤油をかけて食べました。しゃりしゃりとした歯ごたえがいいですね。




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    山の便り、大地の恵み (野原森夫)  
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