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紅玉りんごのアップル・パイ(皮つきでいい色に) 2007年11月 ![]() 紅玉りんご。実がしっかり固く、 皮が濃い色のものを使います アップル・パイには、紅玉りんごが一番、合うと思います。焼き上げると、強い酸味
のあるりんごの濃い味わいが出てくるし、また、うまく水分を抜くと、焼きりんご風の歯触りを
楽しめるからです。煮るとすぐに溶けて、ペースト状になる他のりんごでは、この風味は出て
きません。 ///////////////////////////////////////////////////////// 作り方 1)りんごを選ぶ りんごは、紅玉を入手します。どこの果物屋さんにでもあるというものでは、あ
りません。昔はたくさん生産されてきましたが、一時はほとんど見かけなくなり、
近年はお菓子づくりに向く味わいが見直されて、一定量が出回っています。 りんごは、4つ割にしたうえで、種の部分(芯)をとりわけます。 切り終わった実をボールにいれて、グラニュー糖を手でよくまぶします。砂糖
の量は、りんごの重量の5分の1くらいで十分です。保存用のジャム作りより、ずっと
少なめにします。 鍋で煮詰める場合は、ジュースを実によくなじませ、浸らせて、弱火で煮込みます。
皮をむいた場合は、このときに皮を煮汁に浸るように入れておきます。煮汁が赤く染ま
り、皮の部分にある香りと酸味が、実に移ります。 5)芯をのぞく その作業をしつつ、りんごの芯を取り出し、これは捨てます。 ![]() パイ生地に焼きりんごを敷いたところ。 このときは皮をむいたもの を使いました うっすらピンク色なのは、皮のジュースが浸みているからです。 上から、パイ生地をかぶせて焼きあげれば、アップル・パイになります 6)Bコース オーブンか、鉄板焼きで、焼きあげる 手間がかかるようですが、最高においしく仕上がるのは、実をオーブンまたは鉄板で焼き上げる
方法です。
ホットプレートで焼きあげます 鉄板は、電気で加熱するホットプレートを使います。 温度は高めに。リンゴの実を並べて、ジュース分を注ぎ、ツングか箸で、返し焼き にしていきます。湯気が、もうもうと上がり、水分は飛んでいきます。そして、ジュース はリンゴの実に吸われながら、焼き上がってゆきます。 甘く焦げる焼きリンゴとシナモンと、ラム酒の香りで、家中が満たされます。 ラム酒は、香りが抜群のキューバ産「ハバナ・クラブ」の7年物を使っています。大人が 食べる場合は、仕上げに追加で少し加えてもOKです。 実にほんのり透明感が出て、厚さが半分ほどに締まってきたら、出来上がり。表面に焼き焦げ が少し入ったくらいが、おいしい。油分はいっさい使っていないので、リンゴ本来 のすっきり純な、ものすごく濃厚な味が封じ込められます。 飴色まで進まずに、白い色が残っていても、調理後、数時間、寝かせるうちに、よい 色になってきます。 皮つきなので、身くずれがしにくい。ホットプレートにしみ出したエキスは、焦げる 先から実に吸い込まれて、鉄板自体には意外にお焦げは残りません。 一方、オーブンで使える柄なしのフライパンで、オーブンで160度ほどで15分加熱 します。 ![]() これは、皮をむかずに三日月切りにして、オーブンで途中まで焼いたところ。 果汁と砂糖の煮汁を身の全体に均一に混ぜ込むため、 いったん外に出しました。いい色でしょう。 ![]() 焼きりんごとして、仕上げたもの。赤味と焦げ目が、いい色でしょう。 皮の部分が、とくに濃いうまみと、酸味があります。 このまま食べるのが最高ですが、これをパイ皮に入れて焼けば、アップル・パイに 7)アップル・パイを焼く パイにする場合は、焼きりんごのプリザーブをパイ生地の上にきれいに敷き詰めます。熱風が実の間を抜ける
ように、タテにきれいに並べると、仕上がりの見た目も美しい。実はさらに締まるし、もともと
余分な水分がないので、パイ生地は底の部分もしっかり膨らみます。 ![]() アップル・パイの焼き上がり。りんごにも焦げ目がついています |